後頭部の頭痛

後頭下筋由来の頭痛の原因

後頭下筋群は、首の付け根に位置する4つの小さな筋肉群です。 後頭下筋由来の頭痛は、後頭部から頭頂部、さらには前頭部にかけて痛みを引き起こしますが、その主要な原因は筋肉神経の相互作用によるものです。以下に、筋肉と神経に焦点を当てて詳しく解説します。原因は人によって違うので、当院ではお一人お一人に合ったアプローチをしてきます。


 筋肉による原因

色がついているのが後頭下筋群です。この筋肉達が硬くなり血行不良になることにより後頭部の頭痛が引き起こされてしまいます。 ・大後頭直筋 頭の伸展や回旋に関与。 過剰な緊張が神経を圧迫し、頭痛の引き金に。

 

・小後頭直筋 頭の安定に寄与し、後頭下神経への影響が強い。

 

・上頭斜筋 頭部の側屈に関与し、神経や血管を圧迫しやすい。

 

・下頭斜筋 環椎(C1)と軸椎(C2)の間を支える筋肉で、過剰な緊張が大後頭神経を圧迫。  


 神経による原因

関与する神経

頭下筋群由来の頭痛では、以下の神経が筋肉の緊張により圧迫または刺激を受けることで痛みが発生します。   ・後頭下神経(Suboccipital Nerve) 環椎後頭関節を支配する神経。 後頭下筋群に囲まれており、筋肉の緊張が神経を圧迫し、後頭部や頭頂部の痛みを引き起こします。

 

・大後頭神経(Greater Occipital Nerve) C2神経根から出て、後頭下筋群を通過して頭皮まで到達。 筋肉の過剰な緊張により、神経が刺激されることで、放散性の痛み(後頭部から前頭部)が発生。  

 

・小後頭神経(Lesser Occipital Nerve) C2、C3の神経根から分岐し、耳の後ろや側頭部の感覚を支配。 後頭下筋群の緊張がこの神経にも影響を及ぼし、側頭部や耳周辺の痛みを引き起こすことがあります。  


神経圧迫のメカニズム

・神経の圧迫と炎症 筋肉の硬直や不良姿勢により、後頭下神経や大後頭神経が圧迫される。

 

・神経の滑走性低下 筋肉や筋膜の緊張が神経の滑走を妨げ、特定の動作(首の回旋や伸展)で神経が引き伸ばされ、痛みを引き起こす。  

 

・神経血管束の影響 後頭下筋群周辺には神経と血管が密接して存在し、筋肉の緊張が血管を圧迫して血流を妨げることで、酸素不足と神経の興奮状態が生じ、痛みを誘発。


 

後頭下筋が原因となる具体的な理由

・長時間の前傾姿勢 スマホやパソコンの画面に集中する時間が長いと、首が前に出た「頭部前方位」の姿勢が癖になります。これにより、後頭下筋群が過剰に引き伸ばされ、慢性的な緊張が発生します。  

 

・ストレスによる筋緊張 私自身、仕事の締め切りに追われているとき、肩や首に力が入ることがよくありました。精神的ストレスは筋肉の緊張を引き起こし、後頭下筋に負担をかける一因です。  

 

・運動不足や偏った動き 一日の大半を座って過ごしていると、首周りの筋肉が硬直します。後頭下筋は特に血行が悪くなりやすいため、酸素や栄養が不足し、痛みを引き起こします。  

 

・眼精疲労 デスクワークやスマホの操作で目を酷使すると、頭を微妙に動かしてピントを調整しようとするため、後頭下筋に過剰な負担がかかります。

 

・後頭下筋由来の頭痛に鍼灸治療を取り入れるべき理由

後頭下筋由来の頭痛は、鍼灸治療によって大きな改善が期待できる症状の一つです。私自身、鍼灸治療を受けた経験がありますが、その効果に驚かされた記憶があります。緊張した筋肉を直接緩め、頭痛の根本的な原因にアプローチする鍼灸は、薬に頼らない自然な解決方法としておすすめです。


筋肉の緊張が頭痛を引き起こすメカニズム

・不良姿勢 長時間の前傾姿勢(例: デスクワーク、スマホ使用)により、後頭下筋群が常に引き伸ばされ、緊張し筋肉の緊張が神経や血管を圧迫し、痛みの信号を脳に送る。  

 

・筋膜の硬化 後頭下筋群を覆う筋膜が硬化すると、神経の滑走性が低下し、痛みを増幅。  

 

・局所的な血行不良 筋肉の緊張により、筋内の血流が阻害され、酸素不足が痛みを誘発。


鍼灸治療が効果的な理由

・筋肉の緊張を直接緩和 後頭下筋の緊張を緩めるためには、深層筋に働きかける必要があります。鍼灸は皮膚を超えて筋肉の深い部分に届くため、手技では届かない後頭下筋に直接アプローチが可能です。  

 

・血行促進 鍼灸で筋肉に刺激を与えることで、局所の血流が改善します。これにより、後頭下筋の硬直が和らぎ、酸素や栄養が供給されることで、回復が促されます。  

 

・神経への調整作用 鍼灸は自律神経のバランスを整える効果もあります。ストレスや眼精疲労が原因で引き起こされる後頭下筋の緊張を軽減し、リラックス状態を作ります。  

 

・即効性のある痛みの緩和 鍼を入れることで「ゲートコントロール理論」に基づき痛みの信号を抑制するため、治療後すぐに頭痛が軽減されることが多くあります。  

 

・個々の症状に応じた施術 鍼灸では、後頭下筋そのものだけでなく、頭痛の引き金となっている(トリガーポイント)他の筋肉や経絡にもアプローチが可能です。例えば、肩こりや目の疲れから来る場合は、それらに関連するツボを組み合わせた治療を行います。


具体的な鍼灸アプローチ

・後頭下筋への直接的なアプローチ 風池(ふうち)や天柱(てんちゅう)といった首の付け根にあるツボは、後頭下筋の緊張緩和に効果的です。 必要に応じて、肩甲骨周囲の筋肉を緩めるツボや頭部のツボを利用したり、整体を組み合わせることで、広範囲な緩和を図ります。  

 

・全身調整 頭痛の原因がストレスや疲労から来ている場合、全身の血流の巡りを整えるために、手足のツボ(合谷、太衝など)を使用したり、姿勢をを見て整体で体のバランスを整えていくこともしていきます。巷ではなんでも骨盤のせいにして骨盤矯正を勧めているところもありますが、そんな甘いものではありません。内臓下垂が原因だったり思わぬところに原因は隠れています。  

 

・お灸の併用 お灸を併用することで、鍼治療による筋肉の緩和に加え、温熱効果で血流をさらに促進します。特に、寒さや冷えが原因で緊張が強くなる人にはおすすめです。暖かく心地よいお灸になります。

 

・鍼灸治療を取り入れる一歩

「頭痛を本当に治したい」と思っているなら、ぜひ鍼灸治療を試してみてください。一度の施術で効果を感じることも多く、続けることで頭痛の頻度や強さが軽減していきます。鍼灸は単なる治療法ではなく、心と体の健康を取り戻すためのツールだと思っています。 あなたの頭痛が改善し、毎日がもっと快適になるように、私も心から応援しています。  

 

 

①カウンセリング

 

 

治療の方針を立てる為に先ずはお話を聞かせていただきます。

日常生活の癖にも治療のヒントは隠れていることがあるので、些細なことでもお気軽にお話し下さい。

 

あなたの状態を把握するために少しお時間かかりますが、ここを疎かにしてしまうと施術の指針が立ちません。コンパスを持たずに船旅をする様なものです。

ですから指針を立てるにもここは大事にしておきたい所です。

 

 

②検査

 

 

筋肉の柔軟性や背骨の硬さなど検査をさせていただき原因を特定していきます。  

 

その上で「どんな状態なので、どんな治療をするのか」といった治療プランをお話しさせていただきます。

 

何をするかを共有させていただくことにより共通認識が生まれ、早期改善にも繋がります!  

 

③治療

 

初回はカウンセリングを含め70分程お時間を頂戴します。2回目以降は60分。

 

・背骨の柔軟性を取り戻し身体のバランスを整える

・筋肉が固まってしまっている所を緩める

・神経の滑りを良くしていく

・血流を良くしていく

 

といったことを中心に治療をしていきます。 

 

1人1人身体が違うのであなたにあったツボを使い最適なオーダーメイドの施術をさせていただきます。

 

④チェック

 

 

治療を行なっての身体の変化を確認します。

 

この時にセルフケアや日常で気をつけた方が良いことなどお話しします。

 

特に坐骨神経痛は普段の生活で気をつけることがあるので重要です。

 

気になることがあればお気軽に質問して下さいね。

 

 

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